国産山ぶどうの蔓は力強く、しなやかで、使う程に色艶が増すのが魅力です。aToの籠店は、手仕事工房の林田よし子さんが制作する籠と財布のオーダーメイドを取扱っています。染の仕事もする林田さんの籠は全てに厚手の帆布で縫製した内布と内ポケットがついていて使い易いです。いつも手元において、飽きないで長くご愛用いただける品をお届けしたいと思っています。

                                aToの籠店
                                gallery青田風
                                 店主 齋藤太佑・美貴子                        

            神秘の森からの贈物ー山葡萄のつる

 山のぶどうの蔓は奥深い深山に育ち何十年~百年の長い年月をかけて成長したものが材料として籠編みに使用します。梅雨の頃の短い間に採集するので沢山取れるものでもなく沢山山にあるものでもありません。採取したら、半年ほど、陰干しにして風をあてます。その年の制作は冬季から始まります。10日位で一つの籠が仕上がります。皮についているヒゲをタワシでこすりヒゲを燃やすとつやが出てきます。使用している内に、色味が増し、つややかになっていくのが、山ぶどうの良さと言えます。
親から子へ使い続けて、味が出る、年月を育めるものだと思います。いつも手元において使う、用の美の品になってくれたらと、作り手としては願っています。
                                   手仕事の工房より
                                     林田よし子

          林田よし子さんからの手紙

 早朝より海抜2000m級の上川武尊山の山腹にてつる取りをしています。うっそうと茂る木々の小枝をかき分けて高さ10~20m、幹回り30~50cmのミズナラの林の中を熊鈴にラジオを持参して、食料の入ったリュックを背負って森の中を歩いています。朽ち果てたミズナラの倒木の上を若い衆は苦もなくあるいています。私も挑戦してみましたが、歯が立たずに、ぐしょぐしょの湿原を歩くハメとなりました。周りには大地の水とマイナスイオンを沢山吸い上げたフキが40~50cmの背丈でのびています。美味しそうになあ、なんと瑞々しい色なんだろう、横目で無念の気持ちがのこりながら歩き、前方にぶどうつるを発見しました。つるというよりも木状態で太いものです。早速採集していると、私の背丈ほどのところに、ミズナラに熊のひっかいた爪痕を3本見つけました。どうやら去年の秋のものの様です。この辺に出没するようだから気をつけましょうと皆に伝え、ただもくもくと皮をはいでいます。(林田)

 7月7日緑の風をぬって又海抜2100部尊山の中腹にいます。巨木が連なり仰ぎ見る天上はるか、山ぶどうのつるが所々に、小さい森の様に巨木にからみついています。身丈の熊笹をかき分け、自然界にお邪魔しています。梅雨明けと共に気温が上がり、山の中はとても蒸し暑いです。あせびっしょりです。時に小鳥が変わった鳴き声も耳にしたり、木の上まで沢山のムキタケやれいし猿の腰掛がびっしり木をおおいつくしていたり、長年の落葉が腐葉土のジュウタンとなりフカフカな所も有ります。この山はまだまだ秘境の地です。質の良いつるもとることが出来たので山の神様武尊神社に多めのさい銭をあげてきました。次回7月13日で終わりかと思います。家の干場は良い蔓で段々いっぱいになってきました。(林田)

 

現在、販売している作品

薄マチ網代編み籠

■5mm幅のヒゴできめ細かく編まれた網代編み

■シンプルなデザイン

 

    [作品情報]

      国産山ぶどうの籠 商品番号:A1001-w40

 

       編み方:網代編み
       大きさ:W40cm×H26cm×マチ10cm位      

       持ち手:手折れるリング式タイプ

       内 布:帆布、全面を覆う横フタ、内ポケットは2箇

       価 格:60,000円(税別)

      ご注文:メール(manazuru@ato-g.com)または電話(0238-27-0802)

           携帯(080-1331-1013)へお申込みください。